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さおりは
それから2週間も学校を休んだ。
和哉先輩は新しい彼女を作っていた。
さおりの気持ちはどうなるんだろう…
不安が過ぎる…
やっとさおりが学校へ来たものの、
嫌な噂ばかりが先走りしている…
「さおりって子、二股かけて
子供堕ろしたんだって…
怖いね…」
全く有り得ない!
さおりは
「言いたい奴には
言わせておきなよ」
と堂々としていた…
たくましかった…
カッコよかった…
アタシが泣けた…
彼女の力になりたいと
強く思った…
今まで助けてもらってたアタシが
今度はさおりを支えてあげなくちゃ…
そう思った。
さおりは決して弱音は
吐かなかった…
ホント強い女だ…
でも…内面はボロボロで毎日、
泣いていた事だろう…
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