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蹴られた小石は、鮮やかな放物線を描き……
………ゴツン!!
…クリーンヒット。
「…あ…ヤバ……」
少年が呟くと同時に、彼の前方から、茶髪のような人物が凄まじい勢いで、砂煙を立てながら、彼のもとへと走ってきた。
「ちょっとぉ!!」
…叫びながら。
…そしていきなり少年に、
――ズガァァ!!
跳び蹴り。
「…のぁぁ!?…わ、わりぃ、悪かったよ」
少年はギリギリの所で蹴りを避け、顔の前でパンッと両手を合わせてみせた。
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