PHASE2~荒くれ者の代名詞~

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蹴られた小石は、鮮やかな放物線を描き…… ………ゴツン!! …クリーンヒット。 「…あ…ヤバ……」 少年が呟くと同時に、彼の前方から、茶髪のような人物が凄まじい勢いで、砂煙を立てながら、彼のもとへと走ってきた。 「ちょっとぉ!!」 …叫びながら。 …そしていきなり少年に、 ――ズガァァ!! 跳び蹴り。 「…のぁぁ!?…わ、わりぃ、悪かったよ」 少年はギリギリの所で蹴りを避け、顔の前でパンッと両手を合わせてみせた。 →NEXT
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