PHASE2~荒くれ者の代名詞~

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「…あぁ?何なんだよ」 ロウマは一旦少女の手を振りほどいた。 「ギャウ」 ロウマの肩に乗った竜も、少し吠えた。 「シオンで何かやってるって聞いてるから」 少女はけろりと答えた。 「…?」 「…見に行きましょ。あんたでも、仕事にありつけるかもしれないわよ」 「…仕事!?」 少年は、その赤い目を輝かせた。 「そ。仕事探してるんじゃないの?」 「あぁ、そうだけどよ…何で知ってん「お嬢様ぁーー!!」 ロウマの質問は、突然の誰かの叫びに遮られた。 →NEXT
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