62人が本棚に入れています
本棚に追加
「………何か…?」
話が見えていないフェイ。
さらに付け加える。
「…髪を引っ張らないで下さい…」
「あ、近くにあったからつい…」
「はぁ……」
フェイはため息を一つついた。
そこでアイザックが話に入ってきた。
「ため息をついたら幸せが逃げるんじゃなかったのか?」
にんまりと笑みを浮かべて一言。
「……う」
言葉につまるフェイ。
「そうそう、髪くらい気にすんなよ」
少年が付け加える。
そして、アイザックが余計な一言を呟いた。
「…デカいガキだな」
→Next
最初のコメントを投稿しよう!