PHASE3~採用試験~

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その瞬間…… 「あ゛ーーー!!俺はガキじゃねーー!!」 少年は、爆発したような勢いでアイザックに食ってかかった。 少年の肩の竜は必死で少年にしがみついている。 「何だよ…」 呆れ顔のアイザック。 少年の怒りはさらにヒートアップしていった。 「うるせーー!!テメーら、チビチビ言いやがって!!」 少年はそれを皮切りに、シオンに来て以来のストレスを発散するかのように叫び続けた。 「……見たまんまで決めつけんなぁぁぁ!!」 「……………」 「……………」 それに何となく圧倒されて、しばし沈黙する二人の青年。 なお、少年の竜は萎縮している。 ――――10分後―――― 「ハァ……ハァ………」 少年の体力もようやく擦り減ってきたらしく、彼の主張は途絶え、彼は石畳に仰向けに寝そべった。 「…俺は…ロウマだ……分かったかぁ……」 少年の最後の主張が述べられた後、アイザックが話を切り出した。 「あーー…ロウマ、多分、お前の探してる仕事は俺らと一緒だろ?」 彼はフェイと自分を指して言った。 →Next
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