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戦乱 飛行機
世は戦乱
幕末とかそんなんじゃないが
みな争いに飢えている
僕は2等兵とか歩兵とか呼ばれる存在
最初に敵地に出向き死ぬ役目
まだ20だと言うのに自ら死を選ぶのだ
さぁ行ってこい敵を全て抹殺するのがお前クズ共の役立ち方だ
よくしらんハゲたオッサンが罵りまで込めて僕らに勇気とかそんな曖昧なものをくれた
事実僕は受け取った気はしない
小さな飛行機が数十個連なり海を越えていく
地元唯一の目印の風車がよく回っていた
あー美味いパンが焼けるのだろうと思ったがすぐ隣は焼け野原だった
きっと敵がまた攻撃を仕掛けたのだろう
不謹慎な発想だが僕は隣で良かったと思う
ふとみると一緒にぎゅうぎゅうに押し込められたクズ共が泣いたりわめいたりしていた
中にはお母さんとか恋人か誰かの名前を呼んだりするやつがいた
そんなやつからハゲは敵地に落とす
明らかに危ない作りのパラシュートを背おわせ無理矢理にドアから蹴落とした
もちろんみな1人2人と見るうちにわめいたりしなくなった
ハゲが大声で叫ぶ
よしっもうじき作戦の目的地につく、お前らは今すぐ10秒以内にドアから飛べ集合は午前0020地点だ
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