きた

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肌が…木の根のようなもので、絡み合い覆いつくしていたんです… 髪が無造作に…絡み合った根の様で 指も… 全身焦げ茶色の何かだった。 目が…… 粗い木の幹みたいで黒目の部分が深い黒だった。 そんなのが 目を大きく見開いて ぎょっと見ていたんです。 (も…うやだぁ……助…けて……) 冷や汗も出て精神もギリギリでした。 (離れてょ……離れて!) 願いわ虚しく、ソイツとわ長い間一緒にいた気がします。
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