歯車

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寝室を出て彼の部屋を開ける。 楽しそうに話していた彼の表情が固まった。 私はあまり怒らない。 喧嘩をしたり頭にきたりすると口を開かなくなる自分がめんどくさいから。 私の怒りを察したのか彼が突然電話を切り後ろに隠した。 その行動が気に入らない。 私は彼からケータイを取り上げた。 『なにす・・・』 彼の言葉の途中で私は彼のケータイを真っ二つに折り投げ捨てた。 私の低い声も一段と低くなる。 『お前、バカにしすぎだから』
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