変化の兆し

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「はぁ…」 疲れた。 今俺は閉店作業をしているのだが、他の店員はすでに帰っており1人での作業だ。 溜め息もつきたくなるだろう。 あぁ、言い忘れたが俺はデパートの服販売のフロアの店員だ。 働き始めて1ヶ月にもなるだろうか。 もうだいぶ仕事にも慣れてきたが、さすがに1人だとキツい。 そして何より怖い。 閉店後の静かなデパートの中に1人でいるのはたとえ俺でも臆病にならざるをえない。 これで何か物音が聞こえたり人影がみえたりしたらもう… ─ガタッ 「・・・」 ん?何だ今の? …いや気のせいだな、うん。 この時は気のせいだということにしてさっさと仕事終わらせて帰ったのだが… 俺は後にこれが気のせいでは済ませられない出来事に遭遇する。
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