存在感

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『お疲れ様です』と言い上司に頭を下げた。平日は朝起きて仕事に行って、帰ってきて御飯食べて寝るといった何気ない生活が続いている。 休みの日も大して行きたい所もなかった。趣味もこれといってなく、行動派とは言えない性格だった。 仕事場の人とも付き合いはなく、存在感の無い人間と思われているだろう。 平凡というものが幸せなのかどうかも、わからないくらい毎日毎日同じペースで過ごしていた。 ある意味何かあればいいのに…
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