遥か昔の名もなき猫。

3/4
前へ
/82ページ
次へ
父は山に関わる仕事のため、転勤も田舎になる。 だから引っ越すのは小さな一軒家がほとんどだ。   ある事務所付きの家に住み始めた頃、毎日、猫が現れることに気がついた。   柄はキジトラ、多分雌。長い尻尾のすらりとした体だった。
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加