いじめっ子、いじめられっ子

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8時30分…   僕の名前は黒岩 明(クロイワ アキラ)   僕は今、学校に着いた。   学校はとても嫌いだ。   別に、勉強が嫌いとかの理由でじゃない。   学校に来たら、絶対に…   ほら、やっぱりね。   教室に入ったら、黒板に明、死ねという文字。   学校に来る度に黒板に書かれている。   もう僕はそれに慣れていた。   まぁ、慣れるぐらい、毎日黒板に書かれているのだ。   僕はいつも通り、黒板の文字を消し、僕の机の上にある花瓶を元の場所に戻して、席に着いた。   明「痛っ!」   椅子に画鋲が置かれていて、その上に座っていた。   僕は、痛みをこらえながら、画鋲を取り除いた。   そして、1時間目が始まった。   授業中も僕はいじめられてた。   消しゴムを投げられたり、紙飛行機を飛ばされ、その紙飛行機を開いてみると、キモい死ねと書かれていた。   そして、給食時間…   僕をいじめてる奴は、先生がどっかに行った、その瞬間に牛乳をぶっかけてきた。   僕は牛乳まみれになりながら、鞄からタオルを出し、牛乳まみれな体を拭いた。   そして放課後…   僕はいじめっ子に呼び出された。   呼び出された場所には、5人のいじめっ子がいた。   そこで僕はリンチされた。   ぼこぼこにされ、身体中腫れまくった。   口からは、血が出てきた。   痛いよ………   もうやめて……… 家に帰らせて………   そんなに僕をいじめるの楽しい………?   その時だった。   僕の後ろには外に通じる窓があった。   しかし、ここは3階…   窓から逃げることは出来ない。   突然いじめっ子の一人が…   いじめっ子「そんなに逃げたいなら、逃がしてやるよ」   僕は助かった…                             と、思ったが…   いじめっ子「窓から逃がしてやるよ!」   いじめっ子はそう言い、僕を押した。   僕はそのまま、窓の外へと落ちた。   グシャという音が最後に聞こえたような気がする…
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