いじめっ子、いじめられっ子

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僕が気付いたときは、病院の病室にいた。   ベッドには、人が寝ていた。   その周りを囲むように人が集まっていた。   その人たちには、見覚えがあった。   僕「母さん?父さん?兄ちゃん?」   家族は、僕の声に気付かず、ずっと泣いているようだった。   僕は、ベッドの方を見た。   顔には、白い布を被せてあった。   あぁ、誰か死んだからみんな泣いてるのか…   そう思ってるときに、母親は白い布を取った。   そして、それを見た家族は、余計に泣いた。   僕は、誰が死んだのか気になり、顔を見てみた。   その顔を見て、僕は、ビックリした。   ベッドの上の遺体は…                                 僕だった…   そうか、僕はいじめっ子に、三階の窓から落とされて死んだのだった。   どうりで、誰も僕に気が付かないはずだ…   ということは、僕は今、霊となっているわけか…   ちょうどいい…   いじめっ子に仕返ししに行こう。   僕を殺した、いじめっ子を呪い殺してやる。   さんざん、僕をいじめたんだから、今度は、僕の番だ。   そう簡単には、殺さないぞ。   たっぷりと苦痛を感じながら死ねばいい。   僕は、決してお前たちを許さない。   お前たちは、絶対逃がさないからな。   アハハハハ   早速、いじめっ子の家に行って、枕元に立っていよう。   まずは、たっぷりと精神的に攻撃してあげるよ。   びびっても逃がしはしないからね…   お前たちが悪いのだから、その罪は償わしてもらうよ。   アハハハハ   これから楽しみだな~   最後にどうやって殺そうかな?   やっぱり、バラバラにしてあげたらいいかな?   それとも、僕みたいに、高いところから落として殺そうかな?   アハハハハ   僕からは、決して逃げることは出来ない。
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