3.オタクで腐女子♪

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次の日僕は、普通に学校にいき、普通に授業を受けている。至って普通だ。 昨日先輩と付き合うことになり、あのあとバイト先のママさん=先輩のお母さんに付き合う報告をした(先輩が勝手に)。すると、 「そうかぁ…二人ともなかなか春が来ないと思って心配したけど、二人一度にきちゃったのね。ママさんうれしい♪」 と、純粋に?喜んでくれた。 そのあと先輩はママさんと一緒に帰り、僕も帰宅して風呂にはいって寝た。 (だいたい付き合うってなにするんだろ?) そんなことを考えていると四時限目の授業が終わり、昼休みになった。 「真緒飯食おうぜ~」 そういいながら友人三人がよってきた。 一人目は橋元進士(ハシモトシンジ)。吹奏楽部でトランペットをしている。口が軽いので要注意。 二人目が仲島聡(ナガジマサトシ)。帰宅部で、めんどくさがりなので時々学校や授業をサボる。ちなみに僕も帰宅部。 最後の一人が橘薫(タチバナカオル)。こいつも帰宅部で唯一中学からの友達。親友的存在で頼りになる。相談するなら薫しかいない。薫は俺の机をみて聞いてくる。 「飯は売店?」 薫がこう聞くのには理由がある。僕の家は共働きで、母親が弁当を作れないため、いつもコンビニか売店で済ましている。 「うん。ちょっと朝寝過ごして時間がなかったから。ちょっと行ってく『まぁくん♪』 突然の声と共にいきなりの後ろから抱きつかれた。声の主はもちろん… 「や、弥生先輩!?」 あわてて振り返ると、かなり顔が近くてびっくりした。 「おはよ~ってもうお昼なんだけどね。一緒にお昼食べよ?」 そう言うと先輩は、弁当包を2つとりだした。1つは先輩のだろうけど、もう1つは女の子には大きすぎる。 「先輩それって…」 「まぁくんのだよ♪いつもコンビニ弁当だっていってたから頑張って作ったの」 依然として抱きついたまま先輩は答える。手作りの弁当なんてホントに恋人っぽい。
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