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その青年はコンビニにしょっちゅう来るようになった。 それも僕がシフトを入れている夜中にだ。深夜にほつき歩くなんて彼は普段何をしている人なんだろうと思った。深夜に来る彼の格好はラフなもので、いかにも近所に住んでます的な雰囲気だ。だから、夜の仕事ではないと思う。学生だろうか…。   [[ピッ]]   (男とヤりたい) 彼の()は毎日これだ。そして買うのも毎日ガム。そんなに一日にガム食うと腹が緩く鳴るぞ、と思いながら僕はガムにテープを貼った。 手渡す時に初めて彼に声をかけられた。    
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