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あの日から10年が経った。
僕達は高校を卒業し、施設もでて、もう25歳になっていた。
「よ~し、じゃあ明日は本番っス!だから今日は今までの修業の成果を見せて下さい!」
「おうっ!!」
薫の武器は刀。
僕の武器は弓。
明日香の武器は銃になった。
どれも春猿さんに作ってもらった物で、全て普通のそれに比べて1/2以下の重量になっている。
しかもそれぞれ特殊な効果も付けてもらった。
僕達はこれらの武器を使いこなすために10年間修業してきた。
ズバンッ
「おぉ~かなり上達しましたね~薫君!」
「うっス!」
ドウンッ…
ビュンッ…ドスッ
「おぉ~あんな遠くの林檎を打ち抜くとは2人共すごいっスねぇ!」
「どもっ!」
あと不死魂の弱点、完全型の種類、特殊能力、色々な事を学んだ。
この10年で向こうもかなり強くなったらしく、完全型は24人揃い、しかも上位4人の力は別格で“四天王”と呼ばれ、特殊な能力を身につけているらしい…。
あと2、30年もしたら人間狩りを本格的に始めるそうだから、明日僕達が全滅させなければ大変な事になる!!
「よぉし!じゃあ今日は明日に備えてもう寝ましょうか!」
「はいっ!!」
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