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翌朝、僕達は準備をして小屋の前に立っていた。
ここから屋敷までは歩いていくことになった。
「ふぅ…荷物が重いなぁ…。」
「がんばって下さい、明日香さん。あと2、30分っスよ!」
「はぁ~い…」
真夏の日差しと樹海内の湿度が容赦なく僕達の体力を奪う…。
結衣…僕達頑張るからな!
屋敷の門が見えてきた。
「…もう着くぞ…。」
「うん…。」
「すみません…」
「うわぁっ!びっくりしたっ!!」
突然後ろから声が聞こえ、後ろを降り返るとそこには一人のおじさんが立っていた!
「な、なんスか!?」
「あなた方は…今からあの屋敷に行かれるのですか?」
「…そうっスけど…?」
「私もなんですよ!よかったぁ仲間がいて!私は眞鍋(マナベ)と言います!よろしくお願いします!」
「はぁ…」
初対面なのに随分馴れ馴れしいおじさんだなぁ…
…まぁでもこんなとこで1人ぼっちじゃ心細いか…。
「よろしくお願いします。眞鍋さん。あの屋敷の中は…」
「あ!私用事があるのでここで失礼します!ではまた後で!」
「あ!ちょっと眞鍋さんっ!」
眞鍋さんは走り去ってしまった。
「なんだったんだ、あの人は…」
「ま…まぁ屋敷行こうか💦」
「そうだね…。」
僕達は屋敷を目指した。
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