食堂

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玄関を入ると、目の前に鎖でがんじがらめにされ、南京錠が12個ついている巨大な扉があって、左右にドア、上は最上階の天井まで見える吹き抜けになっていた。 「…すごいなぁ。」 「10年前とは別の建物だな…。」 後ろから僕達に続いて他の参加者達が中に入ってきた。 「…友也君」 「はい。」 僕は皆の前に立った。 「ここには殺人鬼がたくさんいます!なので皆様はここを絶対に動かないようにして下さい!…あと外も危険なんで玄関の扉は閉じて下さい!」 …皆ざわついていて返事は聞こえなかったが、僕の言った通り扉を閉じてくれた。 「ここを動かなきゃいいんだな?」 「はい!」 「わかった。」 「よし!じゃあ僕達は部屋に入りますか!」 「じゃあ1階から潰していこうぜ!最初は右に行こう!」 「うんっ!」 右の扉には‘1-A’と書いてあった。 「開けるぞ…!」 「あっあの…がんばって下さいね!」 「眞鍋さん…はい!」 ギィィィィィィ… 「…ここは…!」
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