異変

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言い知れぬ違和感を感じた早瀬は周りを見渡した が、目に写るのは何ら変わりない朝の景色 気のせいか そう思った時   「なぁ、早瀬ぇ、ジュースでも買いに行かんか?」 突然話し掛けられ、一瞬反応が遅れる   「ん、あ、あぁ」   話しかけてきたのは【平井司】だ 頭はそんなによくないが、力だけは有る……所謂【脳筋】って奴だ   「どした?」   「いや、なんでもない。ジュースか、良いぜ」   平井の提案を受け、早瀬はジュースを買いに扉に手を掛けた 瞬間 早瀬は、感じた違和感がやはり気のせいでなかった事を確信した
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