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校庭
白『やぁ黒崎。明日から3日くらい旅行に行くんだ』
黒『……で?』
白『何だよツレないなぁ。お土産買ってきてやるから楽しみにしてろってことだよ』
黒【またロクでもないもん持って来る気か】
白『まぁ、おとなしく待ってるんだぞ』
数日後――
白『ひさしぶりぃ。はいこれ!岡山名産のきびだんご!』
黒『おお!まともなもん買ってんじゃんよ!今開けていいか!?』
白『限界まで腹が減ってから食べてくれ。そのほうが有り難みがあるだろ』
黒『…たしかにそうだな。わかった』
その日の夜――
黒『ダメだ。もう限界だ…きびだんご…いただきま~す』
パカッ
黒『ほぅ…最近のきびだんごは緑色なのか。よもぎ味ってとこか…まぁいいや。いただきま~す(パクッ)……ぶはぁ(ペッ)ゲホゲホ!』
翌日――
黒『コラ白崎テメー!あれカビてたじゃねぇかよ!』
白『何言ってんだ。俺の思い出のほうがよっぽどカビてるわ』
黒【何言ってんだコイツ…テメーの思い出なんか心の底からどうでもいいわ】
黒『オマエわかってんのか?限界の空腹、楽しみにしていた団子、よもぎだと思ってた緑はカビ…その時の気持ちがわかんのか!?』
白『よもぎとカビを間違えたあたりはポイント高いぞ』
黒『そういうことを聞いてんじゃねぇ!俺がどれだけ落胆の表情を浮かべたかわかってんのか!』
白『ああ、その顔が見たかった
黒【こいついつか殺す】
白『わかったよ。じゃあクラスの子にあげようと思ってたこっちの団子をやるよ』
パカッ
黒『石ころじゃねーかー!テメーふざけんなコラー!!』
数分後、白崎くんは黒崎くんに捕まり口の中に石を詰められかけましたが風紀委員に助けられたそうだ
黒白×お土産:END
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