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あの日君と約束した場所で
僕はただ一人立っていた
君はもう忘れてしまったのかな
僕は今も覚えているのに
大きな樹のあるこの場所
満開に咲く桜の花
景色を楽しむことなどできない
虚しさが溢れてくるから
君はもう来ないのかな…
どれだけ待っても来ないのなら
いっそ帰ってしまおうか
そんな思いなど横切るだけで
実行には移せない
きっと君は遅れて来る
それを信じる事しかできない
だから僕は待つよ
この桜が散るその時まで
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