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その頃、全校の生徒に避難命令が出ていて全生徒は体育館へ避難していた。
「ハァ…ハァ…
一体何だったんだ?」
一志にもひかりにも何がなんだか分からなかった。
残ったのは破壊されつくした教室と一志の持っている光輝く剣だけだった。
「…あれ
剣から光が……消える…?」
光が消えると、そこにあったのは刀身の紅い刀があった。
────今夜0時にここへ来い────
────今起きたことは他の人間に喋ってはいけない
それが守られたとき、全てを話そう────
「またあの声だ!」
一志は言った。
「何…この声?
頭に聞こえる??」
今度はひかりにも聞こえたようだ。
二人の頭に指示された場所のイメージが流れ込んできた。
二人は顔を合わせると、
「ここって…」
「たから山…だよね?」
たから山とは彼らの通う学校の裏にそびえ立つ山で、子どもが秘密基地などを作ってよく遊んでいる場所だった。
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