牛のバケモノ~タウロス~

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(……それにしても、今日の夢…嫌な感じだったなー。 なんでこんなにも鮮明に覚えてるんだろ?) そんな事を考えながら一志は学校に向かっていた。 ドンッ! 「っ!! ご、ごめんなさい!!!」 「いえっ!私の方こそ!! 考え事をしていたので…って、あれ?神童君?」 彼女は一志と同じクラスの『蘭堂 ひかり』 性格は誰とでも話せる明るい性格で、男子にも女子にもとても人気がある。 (蘭堂さん…なんか顔色悪いみたいだけど…) 「あの…具合悪いみたいだけど大丈夫?」 と聞いてみた。 「うん…今朝怖い夢みちゃって。 変な牛の怪獣が私をかばってくれた男の子を…」 「えっ!?…俺も同じような夢をみたよ! 俺の場合は女の子だったけど。」 「っ!!ホントに? なんか気味悪いね…」 (こんなことって普通あるのかな?) またひとつ疑問が増えるなか、彼らは学校に到着した。
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