牛のバケモノ~タウロス~

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「??? この力は…?」 突然の事で一志もひかりも混乱していた。 ガラガラ… タウロスは立ち上がると、 「おもしろい…ただの人間ではないようだな だがこれで終わらせる」 と言うと全身の筋肉を膨張させて力を入れた。 ────剣を抜け──── 一志の頭に語りかけるように声が聞こえた。 「剣って…こう?」 頭に直接イメージが流れ込んでくるのが分かった。 拳を握り、まるで鞘から剣を引き抜くような姿勢をとると、 「なっ!!! …光の剣!?」 一志の右手にはしっかりと光の剣が握られていた! 「ウォォォォォー!! …メガハンマー!!!」 タウロスの一撃は教室の床や壁に大きなヒビを入れるほどだった! (イメージが流れ込んでくる! この剣の……力を…!!) 「ハァァ…」 一志が光の剣を振り、タウロスの一撃を切り裂き、そのままタウロスの体をも一閃した。 「グァァァァー!!!!」 タウロスの切られたところから光が漏れはじめて、光がタウロスを包み込む。 苦しむタウロス。 「はぁ…はぁ…」 (これは……?何がどうなってるんだ?) 一志は今の状況をなんとか冷静になろうとして考えていた。
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