635人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
『宏ぃ➰。お前もしかして友達出来たのかぁ➰??』
でた…またアイツらが絡んできやがった。
『お前らいい加減うぜぇ➰➰んだよっ』
いつもの様にォレがそう言うと、ドンキー(佐藤)もいつもの様に
『ヤッパリ宏君は威勢がいいねぇ』
とォレを挑発させる。
ドンキーとは佐藤のあだ名だ。
なぜドンキーかというと、佐藤はォレの高校のボクシング部で、そのパンチの威力といったらゴリラ並だから…
という嘘かホントかわからなぃ噂が由来だ。
皆さんも察しの通り、ォレとドンキーは仲が悪い。
それだけなら、まだいいが、ドンキーには力と権力があるのだ。
かつてドンキーは、学校の体育教師とバトルして 見事に勝利した。
それからは、学校の皆から恐れられているのだ。
なんでォレが、目をつけられてるってぇ??
そりゃどう考えてもォレの性格のせいだ。
ォレを気に食わないドンキーは、皆にォレを無視するように命令している。
お陰でォレは、面倒くさい友達付き合いとかしなくて、大助かりだがな。
このシカト行為を一般的には集団イジメと言うらしいが、ォレには逆効果だ。
そんな訳で、ォレはいつかドンキーを倒して、より過ごしやすい学校に してやろうと思っている、今日この頃…。
だかォレは、そんな野望を誰にも話してない。
洋一には話そうと思ったが…
アイツはォレの全てを知ってるだろう。
なんせ洋一はエスパーだからな。
話す必要はないだろう…。
最初のコメントを投稿しよう!