さよならチワオ

チワオの状態

夏休み、チワオはさんぽの
とちゅうですわりこんだままうごけなくなった。
ぼくはあわててだいてかえった。

それっきりチワオはじぶんのクッションでねてすごし、ごはんとトイレのときによたよたあるくだけになった。

秋に なるとチワオはトイレにまにあわなくなり
クッションにもらすようになった。
かあさんはおこりながらビニールをしいた。

「クッションのそばに、エサとトイレをおけよ」
ととうさんはいった。

チワオはリビングすみで
ぬいぐるみのようにぽつんと
していた。
ぼくはそのままさんぽのことをわすれた。