とるべき道

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どのくらい 過ぎたのだろう… ………… ゆっくりと 目を開けた 起き上がり 周りを見渡すが… 何も見えない ……………… それでも しばらくすると 目が慣れてきて 仄かにロウソクの炎が 揺れているぐらいの 薄暗い 明るさだとわかった ………何処だろう? 目の前に 先が見えない道が 続いているようだ 両側に壁があり 道幅は人が三人ぐらい すれ違いできそうな広さ 少女の後ろには 道が無く 吸い込まれそうな暗闇が… 悪魔の声が聞こえた 引き返したいなら 暗闇に飛び込め 迷いがないなら 道を進め 少女は 迷わず 先の見えない道を 歩き始めた…
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