朧
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君の声が遠く聞こえた もう追いつくことのない背中を 見つめていた 君は静かに笑っていた 僕はそんな君に笑い返すことができなかった 君が神を敵にまわしたんだ 世界中の避難の目が君に当てられた 喉元に処刑の刃がつきつけられた 君の目は僕をみていた 争いの果てに なにが見えるの? 真紅に染まった十字架 閉ざされた扉にしがみついた僕は 為すすべもなく 朽ち果てる いつか 君の手を取るように 朧気な夢をみる
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