雪のふるまち

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「…ゴメン」         声が乱れている     涙を拭っているのだろうか         「ううん     おめでと!これで一緒に学校に行けるね!」          二人は同じ学校を受験した   「うん」    カンナは前期でとうに受かっていて、落ちたヒカルの後期に向けての勉強を手伝ってくれていた           「どうしようか…ちょっと時間は遅いけど…お祝いにどこか行こっか!ヒカルのオゴリで!」         「俺!?」         「だって、ずっと勉強手伝ってあげた上、果てには今日私を泣かせたあげく…」         「分かった分かった!!」      
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