1人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
「どことなく近寄りがたいんですよね…」彼女は熱い缶コーヒーと格闘しながら言った。「あ…でも、別に悪いイメージなんてみんなこれっぽっちも持ってないんですよ。」
「詳しく聞かせてくれないかな」僕は言った。
「そうですね…」彼女は缶を近くのテーブルに置いて腕を組んで考え始めた。
「うーん…これは勘ですけど、昔女性となにか合ったんじゃないでしょうか?私たちだけじゃない気がするんですよね」
「昔になにか合った、か…なるほどありがとう。参考になったよ。」
「いえいえ、もしなにか秘密が分かったら教えてくださいね。」そういうと彼女は自分の職場へと走っていった。
すると途中で止まり回れ右をし「コーヒーごちそうさまでした!」と言ってまた回れ右をして走り出していった。
最初のコメントを投稿しよう!