twei

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「お前が女にもてない原因はそのまだありふれた人生の中にあるんだろう?」 彼は少しの間何も言わなかった。やはり木目を見続けていた。 「この話はなかったことにしてくれ。」僕は言った「気を悪くしたなら謝るよ」 彼は今まで見ていた木目をトントン、と指でたたいた。 「いや、話す。いつかはお前にも言うべきだと思ってたから」
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