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<な!なら!!ここで待ってて!!オレジュース買ってくるから!>
少し離れた所にある自販機で
オレゎ彼女に器のデカイ所を見せ付けてやろうと思ったが…
生憎、財布の中は大氷河期に見舞われていた事もありとても悲惨な事になっていた。
銀色硬貨が2枚と、穴の開いた金色硬貨が4枚と、1g硬貨が三枚……。
器と手持ちが見事なまでの反比例っぷりだった
<…っはぁ!!えぇ">
もぉ仕方無い。
オレゎ100円缶を二本買って
彼女の待つ寂れたベンチへと急いだ
日頃引きこもりだったオレにとって<走る>と言う行為ゎ
傷口にハバネロを擦り込むぐらいの苦痛だった
<…ぬはぁ"ぬはぁ">
まるで箱根を走りきったランナーの様にボロボロな状態になり
発情期の犬の様にハァハア言いながら
彼女の横に座った。
<あのぉ…大丈夫??>
彼女ゎ少し笑いながら心配そうな目でオレの顔を見つめた。
かっ…可愛い…!!
オレゎもう嬉し過ぎて訳が解らなくなり、もぉとりあえず口の中の唾を飲みまくった。
多分、彼女からしたら<何か喉詰まらせてるのか??>
なんて思わせたかも知れない。
でも口下手なオレゎ、喉をゴクつかせるだけで精一杯だったのだ。
<は!はい!!!全然大丈夫ッスです!!>
<そっか★ならよかったっ↑>
<あぁヤベぇ…>
もうオレの異性ランクNo.1に長年君臨していた新垣結依の座ゎ
コノ日を持って完全にコノ子に物となったのである。
(あぁ本当の癒しとはコノ事かぁ…)
<…あの~、、さっきから何言ってるんですか??>
<ん"ぇや"!何も!!何も言ってないよ!!>
(終わった…。)
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