仲 間

18/32
前へ
/32ページ
次へ
涼「そうだ!せっかくだから、中でお茶でもどうですか?」 何が、「せっかく」なんだオレ(笑 香「いいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて…」 ガチャ… 中に入ると、母親が居た。 経理担当だ。 やたら、ニコニコしている。 母「あら、お友達?」 涼「ち、違うよ。お客様。」 母「あら、そうなの。ゴメンなさい。」 そう言って、給湯室に消えて行った。 なんちゅう事を言うねん。 気まずいやんけ… 母親は、オレが女の子を連れて来たのが嬉しかったのだろう。 彼女か何かと、勘違いしたのだ。 涼「ど、どうぞ。汚い所だけど座って。」 香「失礼しま~す。」 そう言って、香ちゃんはソファーにちょこんと座った。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加