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涼「そうだ!せっかくだから、中でお茶でもどうですか?」
何が、「せっかく」なんだオレ(笑
香「いいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて…」
ガチャ…
中に入ると、母親が居た。
経理担当だ。
やたら、ニコニコしている。
母「あら、お友達?」
涼「ち、違うよ。お客様。」
母「あら、そうなの。ゴメンなさい。」
そう言って、給湯室に消えて行った。
なんちゅう事を言うねん。
気まずいやんけ…
母親は、オレが女の子を連れて来たのが嬉しかったのだろう。
彼女か何かと、勘違いしたのだ。
涼「ど、どうぞ。汚い所だけど座って。」
香「失礼しま~す。」
そう言って、香ちゃんはソファーにちょこんと座った。
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