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リトルリーグに入り月日は流れ、俺達は小6になった。
「よーし!今日も練習頑張ろうぜ!!」
リトルリーグでは俺はキャッチャー、隼人はショート、竜はピッチャーになっていた。
ポジションが決まったのは小5最後の練習の日。
それまでこのチームにはまだエースの存在はなかった。
竜はエースになりたがっていたが、竜より実力が上のやつはいっぱいいた。
しかし、ここで俺と隼人は竜の才能に気づく…。
次の日の練習の時、竜は投げ込みをしていた。しかし、昨日とは何かが違う。
「なぁ、隼人。今日の竜、昨日となんか違くないか?」
「あぁ、なんか昨日買い物から帰る時に公園に竜が投げ込みしてたから、話しかけようとしたんだ。そしたら、何時間前からやってたんだ?ってくらい汗かいてたぞ。」
竜はリトルリーグの練習のあと、さらに自主練をしてたらしい。
自主練を毎日続けていた結果、竜はリトルリーグのエースの座を掴みとった。
竜は才能はないかもしれない。だけど、才能を持っている人にも負けない、練習の量と努力があった。
そう、竜は努力の天才だった。
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