君がいないと

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バシャバシャとアスファルトにたまった水を跳ね返す音も聞こえてくる。                 アイツしかいない。 俺はゆっくりと歩いているから、アイツが近づいてくるのも時間の問題で。                 「ごくでら!!」                 ほら。 うざいほどの爽やかな声で、俺の肩に手を置いてくる人物。                         俺の通う並盛中学校の野球部、エースで四番。 そしてボンゴレファミリー、雨の守護者。                   山本武。
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