時に、言葉より心より…(浦良)

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「…………僕がどれだけ心配したと思ってるんだろうねぇ…」 「ごっ、ごめ「良いよ。リョウが無事に僕に逢いに来てくれたんだから」 玄関先のメロドラマ。 二人はギュッと抱きしめあうと顔を見合わせて笑っていた。 僕は二人に背を向けて登る朝日に手をかざして大きく伸びをした。 「………HappyEnd、良かったね。リョウ…」 なんだか複雑な気分。獲物を盗られた嫉妬と リョウの大事な人が僕に異常なまでに似ていた事への… (…だってねぇ…) まるで… まるで、さ… あの二人は 「良.太郎と僕の未来っぽくて先行き良いじゃないw」 満ち足りた幸福感。 (気付いちゃった…) 僕が毎晩 毎晩… 誰を追いかけてたのか… あぁ、そろそろ 愛しの君が起きてくるんじゃないかな? 上手くいく自信はあるんだ。 だって、今の僕ならわかるから… なんで良.太郎が 僕の嘘がわかったか… 僕の吐いた… 良.太郎が見抜ける嘘。 僕が女の子たちに言う「好き」。 良.太郎だけが 見抜ける嘘。 「なんで、眠いの堪えてまで僕のナンパ止めに来たんだろうね?」 『その子の何処が好きなの?』 答えは、ほら… やっぱり… 「ねぇ、たまには本能も悪くないね。先輩」 今度は僕らのHappyEnd。 「あーあ。 三浦の催眠術効きすぎだよ;早く起きて!良.太郎っ!!」 さぁ、君をどんな言葉で釣り上げようか? ※HappyEnd?※
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