新人さん

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新人さん

「えー、この度 朝、昼勤務に入ることになった武田ですよろしくおねがいしまーす。」 と挨拶を済ましてはや3日。 割と場の空気も感じられる頃合いになってきました。 けどまだわからないことはいっぱい! 僕はソワソワしながら周りをキョロキョロしてます! えへっ挙動不審!   トゥルルルルル おっと電話が掛かってきました!まだ電話の対応は習ってないので出ません! 習っても出ません!   『はい、こちら超ウルトラスーパーグレートスペシャルボウリング場です。』 先輩が電話に出ました 僕は勉強勉強!そっと耳を傾けます! 『…こんにちわ。そこのボウリング場のボウリングの球に爆弾を仕掛けた。今から30秒後爆破させる。生きた心地を失いせいぜい神に祈って18レーンを見るんだな。ふぇっふぇっ』 「っ!」 な、なんだってー!!これは大変です!入社三日目にして命の危機! 僕は予言通り生きた心地を失い18レーンをみました。 するとヒゲを生やしたおじさんが携帯で話し、笑っています。 『ふぇっふぇっ』 『…ふぇっふぇっ』 「あの…。」 『はい何でしょう武田君』 「この電話の人…今18レーンにいるあのおじさんですよね…。」 『そうですね。山藤さんです』 「え…あ、そうですか…。」 どういうことだろう…。 18レーンを見つめていると ヒゲのおじさんはおもむろにボールを持ち。 今、投げた!   ゴーーっパン!   ボール転がる音に微かに響く火薬音。 その小さな爆発は、他のボウラーの騒音に巻き込まれ注意しなければ聞こえないほどです。 『山藤さんは投げ始めるとき必ず電話してきます。別に覚えてなくても良いですよ』 「あ、はい…」 僕は武田!まだバイトは三日目でわからないことがいっぱい! コレからなにが在るんだろう!頑張ろう!
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