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―ガラガラ
『お。おはよう名無くん……って、大丈夫か?』
「はよォ。あぁ、大丈夫。…静は?」
俺の名前は、名無【ナナ】
時たま登校拒否児な至って普通の高校生です。
『静?今日はまだ来てないな。つか一緒に来るもんだと思ってた』
「いんや…。なんだ来てねぇのか……」
さっきから話に出てくる静【セイ】は、小学ん時から互いに飽きもせず連んでる奴。
友達と言えば友達だが、[友達]の枠に収まり切れない程俺にとってデカい存在とでも言おうか…
多分、兄弟みたいな感じかも知れない。
まぁ実際、一人っ子の俺には[兄弟]なんて良く分からないが。
あと、別にアヤシイ関係でも御座いません。
『その頭じゃ暫く体育できないね?』
「うむ…寝るからいいさね」
『寝てばっかりいると、牛になるさ』
「主人公の俺はそう簡単に牛になどならんのだよ、覚えておきたまえ脇役君」
ちなみにコイツは敦史【アツシ】。
脇役の敦史くん。
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