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―ガチャ
「あら、いつ帰った?」
―ドサッ
もはや自分の家のように上がり込んでは好き勝手してる日が続いてる。
自分の家よりも此処で過ごしてる時間の方が長いだろう。
『…んー……朝方かな…』
―ギシッ
「マジか。ならこっちに来れば良かった…。つか、起きろや。飯食うべ」
―ユサユサ
『ん~……ぁ?どうした其れ…』
「あぁ、コレ?家帰ったら母親居てよォ。んで、ちょっと色々あってこんなんなったんだが…」
「お前居たんなら学校行かなきゃ良かった」
其れとは頭(というよりは額)に巻かれた包帯。
拭いても垂れてくる血。居場所が無く治療する物も無く、仕方無く傷口をおさえながら向かった学校の保健室。
親切な保健の先生は額左側に出来た傷について深くは触れずに、丁寧に手当てしてくれた。
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