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「うそだ、うそだうそだうそだ…!」
「…あの子がっ…最後に書いたメールが…あって…読んで…くれるわね…」
泣いているのか途切れ途切れに聞こえてくる声が私には真実だと信じるしかなかったのに、まだ生きてるなんて希望をもってしまった
「っく…う…」
だけど彼の母の泣き声を聞けば信じるしかなかったのだ。
「あぁぁぁぁっ…!」
私は泣きました、その深夜から朝まで泣きました
目が腫れる程に
最後のメールにはこう書いてあった。
“アリスへ
これを見てるなら僕は生きてないんだろうね、まず逢いに行けなくてごめんね?指輪墓まで持っていくから…さよならも言えなくてごめん、ありがとう大好きだよ”
今もメールは残してある、どんなに携帯が変わろうと消すなんて出来ない。
最後の君の言葉は
私の中に生きています
END
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