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あの日から三年がたち俺は高校生になっていた。
俺の名前は新井 梨木この島で暮らし初めて早くも三年がたった
今では友達もいっぱいできて恋人もできた・・・・・・・・・・・・
「早く おいでよ 梨木」
「今 行くよ 楓」
この子が俺の彼女の花井 楓だ
健気で優しくていつも助けられてばっかだからいつも感謝してる・・・・・・
「何で人の顔じろじろ見てるの~」
「いやー今日も綺麗だなって思ってさ」
「も~ そんなこと言われたら照れちゃうよ」
「あっ 赤くなった顔もかわいいな」
「も~」
楓と出会ってから二年ずっとずっと平穏で楽しい毎日が続いていた。
楓がいて楽しい
楓がいて温かい
でも、その絆がいつまでも続くものじゃなかった。
「ほら、早くしないと遅刻だよ」
「楓とだったら遅刻でも、いいけどな」
「も~」
俺は過去を忘れてないけれどその絆は今の絆よりは尊いものだからこそ・・・・・・・・・
今を楓と過ごすことで何かが変わった気がしたから
でも、この日からあの日無くしたものが俺の絆を巡り始める。
「早く早く」
笑顔で楓が呼んでいた。
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