思い出と今

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「どうにか間に合ったね」 「ギリギリだったな」 HRに間に合い一息ついてる時・・・・・・・・・ 「梨木くん ギリギリだぞ」 「美緒 間に合ったからいいんだよっ!!」 こいつは高木 美緒三年前俺に大切なことを思い出させてくれた人だ。 「美緒ちゃん 今日の一時間目は何かな~?」 「何か急きょ全校集会だってだぞ」 「何で?」 「何でもすごく歌が上手い転校生が来るらしいだぞ」 「歌が上手いだけで全校集会すんのか?」 「すごく有名な人なんだぞ」 有名な転校生どんなやつなのか? それでも俺は少し期待を寄せていた。 昔の儚い記憶あの人の言った言葉。 「さぁ 早く行かないと怒られちゃうだぞ」 「も~梨木早くしてよ」 「わかってるっての」 俺は急ぎ足で教室を後にした。
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