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「はい」
《よ!碧か??》
「うん、誰??」
《銀慈だよ》
銀慈からの電話!?
碧は少し興奮していた。
「なに??」
《今から外出れる?》
「大丈夫だけど…」
碧は外へ出た。
外には銀慈が自転車に乗って待っていた。
「乗って」
碧は自転車に乗った。心地よい風が碧と銀慈を優しく包む。
「いい風だなあ」
碧は思った。ここって本当にいい所だね、と。
思わず口にしてしまった。
「本当にいい所だね」
「だろ!?碧が前住んでた所はどんな所だった?」
碧は暗い表情で言った。
「コンクリートの上に人が沢山詰めあってる見苦しいところ」
「そうゆう所は心が腐った奴が多いんだよな」
「うん…」
何故銀慈は分かるのだろう…と碧は不思議に思った。
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