8人が本棚に入れています
本棚に追加
自転車で山を上り、天辺についた。
「すごい…」
碧は思わず見とれてしまった。
見とれるのも無理はない…
何畝、島全体が見渡せるからだ。
回転すれば360°は見える。
「本当にいい所」
碧は初めて心を少し開いたスッキリした気持ちになった。
過去は過去…
今は今よ
と自分に言い聞かせていたのだ。
「銀慈…ありがとう」
碧は思わず銀慈に抱き付いてしまった。
「どいたしまして」
銀慈の体は暑かった。ふと上を見上げると銀慈の顔が真っ赤なのに気付く碧。
「銀慈!?顔真っ赤だよ?大丈夫!??」
「大丈…夫」
大丈夫じゃなさそうなので帰るように銀慈にせかし、銀慈の家につくと熱があった。
「銀慈、、、」
碧はうつるからと言われて外に出されてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!