序章【プロローグ】

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去年2007年の3月19日。 僕は愛する妻と子の為に死んだ。 後悔はしてない。 自分の一番大切なものを守れたんだから。 ただ一つ気掛かりなのは、妻と子の事。 死んだら何も感じないっていうけど、そんなのは嘘っぱちだ。 誰でも死んだら最初は地獄に行く。 そこで、自分が現世で犯した罪を全て償う。 内容は言えないが、大罪を犯した者は死ぬ程の苦痛を味わう。 そして、罪を償った者は天国へ行くために、天使となって一つの使命をまっとうしなければならない。 しかし、天使となった者の苦痛はそれの比では無いのだ。
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