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駅につくと優花は
「電車の時間すぐ?」
と真紀に聞いた。
「えっとあと5分ぐらいです」
本当は30分くらいはあったのだが、慣れない空気に逃げ出したかったのもあった。
荷物を手にすると真紀は
「ありがとうございました」
と言いドアを開けた。
「敬語禁止ね」
そう言いながら優花は手を振った。
真紀はベンチに座るとヘッドフォンをつけお気に入りの曲をかけた。
自分でも顔がニヤけているのがわかっていた。
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