93人が本棚に入れています
本棚に追加
その時静かにドアが開く音がした。
メンバーが振り返ると、磨りガラスに人影が写っている。
優花がドアを開くと、一人の若い女の子がギターケースを持ち立っていた。
「すみません。電車が…」
「寒いから中に入りなよ」
と優花は女の子を中に入れた。
「1時間半の遅刻…」
「いいじゃないそんな事」
智之の言葉に優花は被せるように言った。
「まぁまぁ。とりあえず弾いてみなよ。」
裕二は缶コーヒーを振りながら女の子に笑いかけた。
最初のコメントを投稿しよう!