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急な引っ越しのため、クラスもびっくりしていた。
しかもお別れ会をしてくれるそうだ。
優しいなー。
母さん。これが我がクラスです。
「水島、先生とみんながお金を出し合って買ったんだ。これで寂しくないだろ?私たちだと思ってかわいがってくれ…。ホッキョクグマを」
「ホッキョクグマ…ですか」
教室にそびえ立つホッキョクグマ(雌)は口の周りを真っ赤にして俺を見ている。
「水島、かわいがってくれよ。お前のために藤本が犠牲になってくれたんだぞ」
涙目で親友の大沢がいきさつを説明してくれる…ん?犠牲?
藤本!!藤本おぉぉぉぉ!!!!!!!!!
わたくし、水島克弥は藤本のご冥福をお祈りします。
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