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「まぁ直接体で思いださせてあげる」
「・・・・・・・・・」
そう言った先輩を私は見た
──ギシッ
「記憶戻したいなら大人しくしてろよ?」
不適に笑う男
記憶戻したいなら・・・・?
「・・そんな必要ないですよ。」
私はポツリと言う
二人とも目を大きく開き
私は見てきた
優子先輩のおかげで
思いだした
「記憶・・全部思いだしましたから」
あの日あった事
記憶がなくなるまでの事
桂先輩が優子先輩と
つき合ってる事も・・・・・
「・・・・へぇ。良かったね」
「・・・・・・・」
まだ笑っている優子先輩
今はもう怖くない
「でも帰す訳には行かないから」
「・・・何でですか?」
私の記憶では
優子先輩は桂先輩とつき合ってるはず・・
なのに何で私の事・・・・
「あんたの事、ムカつくからに決まってるじゃん」
そう言って右手をあげたかと思ったら
───パンッ
私の頬に平手打ちをした
っ・・・・・・
「何で・・あんたなんだろうね。本当消えてよ」
「・・・何言って・・」
──グイッ
また髪の毛を先輩に引っ張られた
パラパラと落ちていく髪の毛
「桂達の目の前に出られないように、ちゃんと教えてあげなきゃね・・」
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