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優子先輩と桂先輩はつき合ってる・・
この言葉が頭の中を回る
でもそうならこんな事にはならないよね?
・・・・・・もしかして
「・・桂先輩とは別れたんですか・・・?」
私は優子先輩におそるおそる聞いた
一瞬眉がピクッとあがる
少しして口端をあげて先輩は言った
「あんな男、こっちから別れてやったの。」
その目はどこか遠くを見ていて
私は分かってしまった
「・・・・まぁ顔だけは良いから?仕方なくつき合ったけどぉー、時間の無駄だったわ」
髪の毛をクルクルと指先に絡ませながら言う先輩
っ何、それ・・・・
───ドンッッ・・
「キャ・・ッ」
「ふざけないで下さい・・っ」
私は目の前の男をどかし
優子先輩を思いきり突き飛ばした
顔が良いから?
仕方なく?
桂先輩は
都合の良い男じゃないんだから・・・
「桂先輩の事・・何も知らないのに勝手な事ばっか言わないで・・!」
「は・・・?」
まだ状況が掴めていない様子の先輩
先輩はそんな簡単につき合ったりしない
先輩の気持ちはどうでも良いなんて
そんなの酷すぎるよ・・・・
「・・私にこんな事してどうなるか分かってる?」
ゆっくり立ち上がって私を睨む先輩
その時後ろからまた男に腕をつかまれた
気づいた時には天井が目の前に
私はまた男に押し倒された
「もうさっさとやっちゃってよ」
優子先輩は怒りをおさえるように男に言う
男は軽く返事をして
私の服に手をかけた
何度も・・・やられるわけにはいかない
「・・・触んないで下さい」
「は?・・てうおっ」
私は男目掛けてそばにあった物を投げた
慌ててよける男から離れ私は優子先輩を睨む
周りに居る人は驚いてただボーゼンとしていた
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